夏が始まりました。

いつもお星さまありがとうございます。


今日は水道橋に行ってきました。
熱い夏が、今年も始まりますね。


唐突に自分語りを始めます。
高校三年生の時、体育祭の応援団に立候補しました。私の高校の応援団は、体育祭当日に15分程度のパフォーマンスをしなければならないのですが、その振付から曲、衣装まですべて自分たちで選択決定するというものでした。例年の応援団の先輩たちは、ほんとに生徒だけで作ったのこれ?と驚くくらい高レベルなパフォーマンスをしていたので、私たちも負けられない!と夏休みは毎日リーダーの家や高校近くの公園に集まって練習をしました。

仲間割れだったり、先生との不和だったり、練習に対して消極的なメンバーに手を焼いたり、辛いことも色々あったと思うのですが、今当時の写真を見返すと思いだすのは楽しいことばかりです。

練習終りにコンビニでアイスを買ってみんなで食べながら帰ったこと。構成を考える会議が煮詰まって夜まで持ち越して、そのまま流れでお泊り会を開催したこと。メンバー全員で円になって、衣装のリボンを縫ったこと。体育祭当日の高揚感。ファッションショーみたいに、教室で衣装を着て写真を撮り合いまくったこと。晴れた空。歓声。

たった15分の、お金にもならないようなパフォーマンスに、あんなに一生懸命取り組んだことなんて、後にも先にもあれだけだったような気がします。毎晩毎晩遅くに帰ってくる娘に親は呆れていたけれど、私たちは子どもなりに必死でした。

何故、あの時私たちはあんなに頑張れたんだろう。
自分でも不思議なんですが、きっとそれは、私たちが他でもない高校三年生だったからだと思います。
高校生活のゴールテープが、だんだんと明確に見え始める時期。夏が終わったら受験が本格化して、なかなか今みたいに遊べなくなるという寂しさ。卒業してしまったらもう二度と会わない子も中にはいるかも知れない。そんな中、残された時間を精いっぱい楽しむように、私たちは真剣に応援に取り組みました。


やまちゃん、ゆうとくん、知念さんが高校二年生の時のサマリーは、個人的にあまり楽しいものではありませんでした。パフォーマンスとしては完璧だったから余計に、そこまで頑張らなくてもいいんだよ、と思ったし、だんだんと険しくなっていくやまちゃんのお顔と、対照的にひたすら飄々と空中ブランコで空を舞い続ける知念さんの背負っているもの、そしてはとの日に号泣してしまったゆうとくんについて考えたくなってしまった夏でした。

でも、今年のサマリーは、そういう負の感情を一切取り払った、とても幸せな空間でした。
去年よりもやることの難易度は上がっているし、ダンスも複雑になっている。でも、そんなこと気にならないくらい皆楽しそうだったし、お客さんを楽しませよう!としている熱意がビシビシと伝わってきました。人って、アイドルグループって、1年でここまで成長するのか、と目を疑いました。ヘイセイジャンプってすごいグループなんだ!と誇りに思いました。

人生に一度しかないトリオの高校三年生の夏。
普通の高校生とはずいぶんかけ離れた夏の思い出になってしまうでしょうが、彼らの高校生活最後の夏が、幸せで、楽しくて、充実感に満ち満ちたものになりますように。勿論、他の出演者にとっても。

最後まで怪我なく、千秋楽を迎えられることを祈っています。