卒業おめでとう。

突然突拍子もない話をしますけど、JUMPを市川春子さんに描いてほしいなぁってずっと思っています。

25時のバカンス 市川春子作品集(2) (アフタヌーンKC)

25時のバカンス 市川春子作品集(2) (アフタヌーンKC)


市川さんは漫画家さんなんですが、装丁家でもある方で、とても繊細でどこかグロテスクでアーティスティックな美しい物語を描く方です。上に紹介したのは作品集の2巻なんですが、1巻の方に収録されている「ビオライト」という作品、これをずっと裕翔くんと山田くん(もしくは裕翔くんと知念くん)に実写化してほしくてウズウズしています。
修学旅行の帰り道、主人公の乗っていた飛行機が雷に打たれて崩壊してしまいます。宙に投げ出される主人公。他の友達はみんな爆発に巻き込まれて死んでしまいました。助かったのは主人公と、もう一人、白い髪の毛の男の子だけ。
実はこの男の子が物語のキーパーソンなんですが、この主人公を裕翔くんに、キーパーソンの男の子を山田くんか知念くんにやってほしいな〜って思っています。いきなり放り出されて、ふたりぼっちになってしまった主人公と男の子の距離の詰め方、感情の変化の描写が本当に繊細で美しくて、私はやっぱりトリオにそういう繊細で壊れやすいキラキラした儚いものを求めていたのかも知れません。


今日は、トリオの卒業式でした。
たくさんの取材陣の前に、卒業証書を持って現れた制服姿の3人の瞳はどことなくうるんでいるように見えて、ワイドショーで見ていただけの私も、胸が熱くなってしまいました。


これからトリオはジャニーズ事務所に「就職」するんですね。大学進学するアイドルも多い中、3人揃って「就職」という道を選ぶにあたり、色々考えたんだろうなって思いました。色々考えて選んだ進路ならば、絶対に間違ってるということは無いのだから、あの厳しいと言われている高校で3年間、しっかり勉強とお仕事を両立させた3人だから、きっとこれから先も、3人らしく、お仕事を続けていってくれるでしょう。


毎日腕を通していた制服に、もう二度と腕を通すことがないこと。
朝、早起きしなくてもいいこと。
先生に怒られることも、宿題を終わらせるために徹夜する必要もないこと。


私がこういうことに気付いて、あ、ほんとに卒業したんだな、寂しいなって実感がわいたのは、卒業式の次の日の朝でした。「おはよう」って起きていったリビングの景色が、昨日までとは全く違って見えて、解放感と同時にものすごく寂しくなって、無駄に友達に「起きた?」ってメールしたりなんかして。
今は3人ともドラマの撮影で忙しい時期でしょうから、そういう感傷に浸る間もないのかな、とは思いますけど、それでもやっぱり、3人が過ごしてきたこの3年間を、特別きらきらした思い出として、大切にしてくれたらいいなと思います。


山田くん、裕翔くん、知念くん、ご卒業おめでとうございます。
雨や雪が続く中、晴れた今日の空が、3人の門出をお祝いしてくれているようでした。