読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Hey!Say!JUMP ASIA FIRST TOUR 2012で感じたこと

JUMPの横アリ公演に行ってきました!
3日と4日の2部の計2公演。
追記から、感じたことを。

今回のコンサートは、私にとって「担当を降りて」から初めてのコンサートでした。気の持ちよう、とは本当によく言ったもので、いざ担当じゃないと思うと途端に一歩引いた目で見てしまう。変な話、今までのコンサートではがっつり踊る曲は大抵双眼鏡で伊野尾くんだけを見ていたので、双眼鏡を使わずにJUMP全員の揃ったパフォーマンスを見れたのが、新鮮だったし楽しかったです。
また、太鼓やフライングなど、それSUMMARYやんwwwみたいな大掛かりな演出が見れるのも、JUMPコンならではって感じで面白かったです。折り鶴に乗って登場したり、その折り鶴にぶら下がったりね…あの人たち天井から乗り物に乗って登場するの好きですし似合いますよね…やっぱりJUMPはどこか遠くの星から来た宇宙人なんでしょうか…。そういう演出の知恵は、SUMMARYをやることで得られたものだと思うので、他のジャニーズグループにはないJUMPの個性だなぁと思いました。


しかしまた、全体を通して見ることで感じた「んん?」というポイントもあって、それはやっぱり全体の流れなのかなぁと思いました。ひとつひとつを見てみると、初披露の「僕はVampire」や大きな布を使ってセンステで踊る「Hurry up!」など、さすがJUMP!と思える見事なパフォーマンスも多くあったけれど、それぞれがぶち、ぶち、と細切れになってしまっている印象。というのも、今までのJUMPコンは殆どコンサート全体を通してのテーマ設定がなされていたんですが(09年春のJUMPingツアーはテレビ番組、09年夏のTENGOKUツアーはRPG、10年春の10JUMPツアーはおもちゃの国、10〜11年冬のありせかツアーは宇宙船…など)、今回のアジアツアーとひとつ前の12年正月コンは特にテーマを設けていなかったので、それが原因かな、と。テーマのあるコンサートだったら、曲自体の関係性は無くても、間に小芝居を挟めば一続きの物語になりますから。で、JUMPが今までそういう小芝居や演出をガンガン挟んでコンサートを作っていたのは、ひとえに曲が少なかったからだと思うんですよ。使える曲が限られていると、あとはもうその曲をどう並べるか、どう見せるかっていう大枠の部分でしか変化を持たせられない。曲がお弁当の具だとすると、今まではお弁当箱(=テーマ)自体を変えることしかできなかったんですね。でも、今回のツアーは2ndアルバム発売も決まって、新曲がたくさんある。これからも曲は増え続けるでしょうし、今後は「お弁当箱をどう変えるか」ではなくて、「中身の具を何にするか」が大事になってくるのではないかなぁ、と思いました。


とまぁ、全体の感想はこの辺にして、このエントリでは今回のコンサートを通じて私のなかのゆとやま論に一区切りついた話をしたいんですよ。させてください。


私は以前、自身のダイアリでこのようなことを書きました。
2012-01-05 ピーターパン・シンドローム
今年の1月のエントリです。この頃の私は、変わっていくJUMPについて行けなくて、昔のコンサートDVDやバラエティ番組の録画なんかを何度も繰り返し見ては思い出に浸るというめんどくさい女でした。まあ今もめんどくさい女なんですけど。で、このあと実際に大阪城ホールで実際にSUPER DELICATEのパフォーマンスを見て、歌番組でまた見て、理想の息子を見て、それに関係する雑誌のインタビューなんかをちょこちょこ読んで、あーもう本当にゆとやまは大人になったんだなぁ、双方が歩み寄って、一番平和な形でお互いの存在を認め合えたんだなぁ、素晴らしいことじゃないか、と思ったんです。でも、同時に寂しさも感じてしまいました。私が好きだったゆとやまが終わっちゃったなぁっていう寂しさでした。


私が、裕翔くんとやまちゃんのコンビが可愛いな、って一番最初に思ったのは、確かまだふたりがデビューする前。雄也くん、有岡くん、知念くんとジャニーズJr.内でHey!Say!7というグループを組んでいた時の雑誌のインタビューでした。Duetだったかな。やまちゃんが裕翔くんをおんぶしていて、ふたり笑顔の写真と対談。その雑誌が今手元にないので確実ではないんですが、確か内容はHey!Say!7の握手会で地方に行った時にやまちゃんが怖くてひとりで眠れなくなっちゃって、裕翔くんやまちゃん知念くんの3人でひとつのベッドで寝た話だとか、お菓子を食べているやまちゃんに裕翔くんが冗談で「太るよ〜」って言うとやまちゃんが怒っちゃうとか、これ本当に中学2年生男子の会話なの…?!って震撼するほど可愛くてほのぼのしていて、このコンビ可愛い!って思ったのを覚えています。
その頃発売されたHey!Say!7のメイキングでもふたりが高速でアルプス一万尺をしたり、一緒にアリの観察をしたり、これ本当に(以下同文)ってくらい可愛くて可愛くて、JUMPとして改めておんなじグループで一緒にデビューできたことが嬉しくて。極めつけはバレーボールの会場でフライングをしたときのこと。他の8人が円になって飛ぶ中心で、裕翔くんとやまちゃんがくるくると交差しながら飛んだんです。その瞬間に、ああ、このHey!Say!JUMPというグループは、これから裕翔くんとやまちゃんというシンメが引っ張っていくんだなぁと思いました。
でも、現実はそう上手くいかなくて、初めはどちらかというと裕翔くんがセンターポジションだったのにやまちゃんがセンターになってしまい、それが原因なのか、インタビューでお互いの話をすることも少なくなっていきました。メイキングでも二人一緒にいるシーンは少ないし、たまに会話したと思ったらお互い「裕翔くんは特技をいっぱい持ってて凄い」「やまちゃんはセンターでダンスがうまくて凄い」ってぎこちなく褒めることしかしない。おたくにも他のJUMPメンバーにも絶対に介入できない緊迫感が二人の間にはあって、次第にその緊迫感は裕翔くんVS他JUMPメンバー(は言いすぎだけど)というレベルまで発展していった、らしいです。実は私はこの途中で一度JUMPを見ることを止めてしまったので、詳しい話は分からないのですが…。詳しく知りたい方は「ゆとやま」「やまゆと」「エピソード」とかでググったらGoogle先生が教えてくれると思います。
とにかくそんなわけで、2010年夏のSUMMARYで私が再びJUMPをじっくり見るようになったときも、裕翔くんとやまちゃんはどこかよそよそしかったのです。そんなふたりの関係がガラっと変わった(ように思った)のは、2011年の春のこと。Wink up2011年5月号のHey!Say!7の対談からです。少し長いんですが、該当箇所を書き起こしてみます。

知念「今日の対談のテーマは『伝説』だって。ボクたちの伝説ってなんかあるっけ?」
中島「よし、今日は思い切って『あの話』をしよう。そろそろ、封印を解くときが来た!」
(略)
山田「タイトルは『乳首ゲームからのおしりキック』(笑)。当時オレらのなかで、通りすがりに突然乳首をつねったり、わき腹をつつく…っていうのが流行ってたんだよね」
(略)
中島「オレはその日、別の誰かにやられてて、“今日、左2回目だ、イテー”ってなってたわけ(笑)」
山田「でも、こっちはそれを知らないわけじゃん。だから裕翔くんが隙を見せた瞬間があって、お、これはチャンス!って思ったの(笑)で、オレはめっちゃ勇気を出して“ウエ〜イ!”ってやったの。そしたら裕翔くんが“イテー!”っていいリアクションとってくれるから、アハハハハって爆笑するじゃん?」
知念「普通、その流れだよね」
山田「でしょ? そしたら次の瞬間回し蹴りがバコーン!ってオレのお尻に飛んできた」
(略)
山田「でもオレは“ちょっと待てよ”と。みんなで流行ってる遊びなんだから、これはないんじゃないの?俺だっていつもやられてんだぞ?と。で、次の瞬間“おいこらっ!ちょっと待てよ!”ってオレがガチギレ(笑)」
(略)
中島「そして、楽屋を出るときに、オレは何か捨てゼリフを残してやろうと思ったの。で、出てきた言葉が…龍太郎、覚えてる?」
森本「もちろん。“(悪そうに)…丸焼きにしてやるよ!”」
一同「アハハハハハ(大爆笑)」
(略)
中島「ほんとなら、そのあとすぐに笑えるネタにしちゃえばよかったんだけど、お互いになんか気まずくてね。なんとなくその話は封印的な感じになってたんだよね」
岡本「メンバーも何故かその話には触れず…って感じで」
知念「その時の空気がマジゲンカだったからさ。ボク、思わず無意味にお菓子選んでるフリしちゃったもん(笑)」
(略)
山田「それが最近、知念がこの話をちょいちょい出してくるのよ。おまけにこいつ(龍太郎)も、オレがちょっかい出すと“…丸焼きにすんぞ!”とか言ってさ(笑)」


中略した箇所の会話とか、この後の流れもとにかく面白すぎるので、気になる方は是非ご購入ください。Winkup2011年5月号ですよ!満面の笑みの関ジャニ∞が表紙の号です。
ここで重要なのが、知念くんのこの言葉です。

知念「その時の空気がマジゲンカだったからさ。ボク、思わず無意味にお菓子選んでるフリしちゃったもん(笑)」

これ!!これが裕翔くんとやまちゃんの二人の人間性を非常によく表してると思うのです。裕翔くんもやまちゃんも、真面目でまっすぐで努力家で、妥協を許さない人。良くも悪くもいつも全力だから、冷静に見れば面白すぎるこの「丸焼き」事件に、他のJUMPメンバーは触れられなかったのではないでしょうか。そして、時間だけがそれを解決してくれた。時が経って、ふたりの性格が丸くなって、ああもうそろそろ笑い話にできるかなって時に、JUMPイチ空気を読むスキルに長けている知念くんとJUMPイチギャグセンが高い森本くんという末っ子コンビがコンビプレーでこの事件をギャグに昇華したのです。

もちろん、この当時生真面目すぎるが故にちょっとJUMPから浮いてしまっていた裕翔くんを、他のメンバーは色んな形でフォローしていたと思います。だけど、対やまちゃん事に対してだけは、誰も触れられなかったんじゃないかなぁと思うのです。半分妄想なんですけど、こんなくだらない事件を2年近く知念くんが心の中に閉まっておいたくらいには、ゆとやまの関係はまさしくスーパーデリケートだった。


それが、「理想の息子」でまさかのドラマ共演。しかも一癖もふた癖もある親友役で!
ゆとやま好きな人は嬉しかったでしょうね。私も凄く嬉しかったです。JUMPが長らく温存していた裕翔くんのきれいな顔がいよいよ全国に知れ渡るぞ、という嬉しさもあったし、ゆとやまが共演!っていう嬉しさもありました。
でも、いざドラマが始まってみると、なんとなく拍子抜けしてしまった。私のなかの「ゆとやま」は、確かに昔ほどは気まずくなくなったけれど、どことなくまだぎくしゃくとしていて、お互いの正義のためにすれ違ってしまうようなもどかしさがあると思っていた。でも、ドラマが始まって、雑誌やバラエティ番組の対談を見てみても、拍子抜けするくらい関係が「良好」なんです。仲が良すぎてこんなのゆとやまじゃない。極めつけはSUPER DELICATEの大サビのあのパフォーマンス。大盛況の会場に、やりすぎなんじゃないの?!って顔を近づける裕翔くんとやまちゃん。ふたりの間に私が(勝手に)見ていた川はもう無くなってしまったのではないだろうか。左岸と右岸は手を取り合って、とても穏やかに結合してしまったのではないだろうか。仲良きことは美しき哉、なんですが、「理想の息子」を通じて、ゆとやまは私が好きだった思春期を脱して物分りのいい大人になってしまったようで、寂しかったんです。
いや、二人が思春期を脱したことそれ自体が寂しかったんじゃない。ふたりが「あまりにもアッサリ」思春期を終えてしまったことが、寂しかったのかも知れません。私の予想では、今後も上記の「丸焼き」事件のような数々のゆとやまぶつかり合いエピソードが知念くんを始めとするJUMPメンバーの口から小出しに語られ、その度にオタクは笑い本人たちは恥ずかしがり、パズルのピースをひとつひとつ埋めていくようにふたりは近づいていくはずだったんです。また、ふたりがこんなにアッサリと思春期を終えた理由のひとつに、森本くんのこともあると思っています。森本くんの「無期限活動休止」について、残ったJUMPメンバーはこちらが感心するくらい言及しませんでした。ちょっとボロが出たり、例えばコンサート終わりで泣いちゃうとか、ラジオで何かしらの言及をするとか、あるかなぁと思ったんですが、彼らは「大人」として毅然とした態度で事件を乗り越えました。丁度、高校卒業という「学生」から「社会人」に変わるタイミングと、森本くんのことが重なって、ゆとやまの思春期は唐突に終わった。終わらざるを得なかった。だからって森本くんのことを責める気はこれっぽっちもありませんよ。それとこれとはまた別の話です。ただ、たまたまそういうタイミングだったんです。だから、「ゆとやま」に関して私は妙なズレを感じたままここまで来てしまいました。まるで意識せずに瞬間移動してしまったように、私が昨日まで見ていた「ゆとやま」と、まるで違う「ゆとやま」がそこにはあったんです。私はその過程をもっと楽しみたかったのに。


というわけで、私はスパデリを見ても「理想の息子」を見てもそこまで感動できませんでした。スパデリはかっこいいし「理想の息子」は面白かったんですが、そこにはもう私の好きだった「ゆとやま」はいないような気がしていて。
だけど、今回コンサートを見て、またコンサートに行った方の感想を見て、私の考えは間違いだったのかもしれないと思いました。
こちらの方のダイアリです。(勝手にリンク貼ってしまってすみません…)
5/4 Hey!Say!JUMP ASIA FIRST TOUR 2012 @横浜アリーナ/アリーナという空間とアイドルの身体
これを読んでなるほどなぁと思いました。確かに、勝利くんの「sexy rose…」ややまちゃんの「シャドー?」と違って、スパデリでゆとやまが絡んでいる時周りは我関せずで他の振り付けを踊っています。7人の中央で、裕翔くんとやまちゃんだけが、他のメンバーとも会場のファンとも違う熱を帯びている。お互いの目に映るのはお互いしかなく、その瞬間だけはお互いだけを意識している。この間、社会学の授業で「社会とは第三者がいて初めて成り立つもので、人間が3人以上集まって初めて社会が生まれる」というようなことを習ったのですが、そうするとスパデリのこの瞬間、裕翔くんとやまちゃんだけは「社会」に属していないのです。当たり前のことなんですが、私は今まで二人のこの絡みを「ファンサービス乙」くらいにしか思っていなくて、なんなら「スーパーデリケートなゆとやまの関係をこんなにあっさり見せるなんて!」と憤慨さえしていたのですが、そうじゃなくて、丸焼きの時もスパデリも、いつだって裕翔くんとやまちゃんの関係を更新するのは他者ではなく裕翔くんとやまちゃんだけなのだなぁ、と思いました。そう自分の中で結論づけたことで、今まで私が感じていたズレがキレイさっぱりなくなりました。木を見て森を見ず、というか、私は「ゆとやま」に必死になるあまり、「裕翔くん」と「やまちゃん」だけを必死で追っていた。でも、私にとって大事だったのは、「ゆとやま」と「他JUMPメンバー」だったんですね。我ながら何言ってんだって感じですけど…。


アイドルの物語が章分けされるものだとしたら、私のJUMP物語の第一章は間違いなく裕翔くんとやまちゃんを中心に紡がれていました。それは、Hey!Say!7結成に始まり、スパデリで一区切りつきました。私のJUMP物語第二章は、もしかしたらこのアジアツアーから始まるのかも知れません。伊野尾くん担当じゃなくなった私が、外から紡ぐJUMPの物語。その物語の主人公は誰で、どんな風に展開していくのかまだ予想もつかないけれど、そもそも担当ではない私がどのくらい物語を紡げるのか分からないけれど、凄く楽しみです。


前の記事にお星様ありがとうございました。