A.B.C-Z SUMMARY 2012 を観ての感想など

8月はたくさん現場に行ったので、できるだけ全部感想を残しておきたいです。まずはえびサマリーから。


えびサマリーは5回、観ました!
8月7日18時公演
8月9日14時公演
8月14日18時公演
8月18日18時公演
8月19日18時公演
こんなに観ることになるとは思っていませんでした!(笑)
が、こんなに繰り返し見たくなるくらい、とってもとっても素敵な舞台でした。


SUMMARYとは元々2004年にNEWSとKAT-TUNが始めた舞台です。summary=集約、の言葉通り、色々な演目をメドレーのように繋いでいくステージ。先輩の曲を歌ったり、ウエストサイドストーリーのように2チームに分かれてバトルしたり、大きな竜と戦う竜神、和太鼓演奏、お家芸のフライング、そして毎年夏に行われる舞台なので夏らしく噴水やウォーターカーテンなど水を使った演出も。
昨年、一昨年とSUMMARYのメイン出演グループだったHey!Say!JUMPはそこにサーカスの要素を盛り込み、綱渡りや空中ブランコ、犬と一緒に芸をやるわんわんサーカスのようなコーナーもありました。


では今年のえびサマリーはどうだったのかというと、実はサマリーらしい演出は殆ど無かったんですね。水を使った演出とフライングこそあったものの、2チームでのバトルも竜神も和太鼓も無し。それでも確かにえびサマリーはれっきとした「SUMMARY」だった。5人の歴史をsummaryした舞台だったんだな、と思いました。
幼い頃に星が見える希望の丘で将来の夢を語り合ったA.B.C-Zの5人。5人は大人になり、それぞれが自分の強みを活かしたステージングでお客さんを魅了するスターになりました。塚田くんのアクションスター、五関くんのダンシングスター、河合くんのコメディスター、戸塚くんのロックスター、そして橋本くんのポップスター。そして5つのスター(星)が集まって、ユニバーサルスターを目指す…という流れ。A.B.C-Zはデビューしてから割と自分たちの役割分担をきっちり行っていて、昨年代々木のコンサートから2月のA.B.C座、そしてこのサマリーと自分たちのソロコーナーをその役割通りに行っている気がするのですが、その役割がマンネリ化することなく、アクロバットならアクロバット、ダンスならダンス、ロックならロックの中でそれぞれが幅を持たせて観客が飽きないパフォーマンスをしているのが流石だなぁと思います。この辺は長いこと芸能界にいて身に付けた力なのかなぁ。


特に好きだったのが橋本くんのポップスター。「one by one」という曲を30人くらいのJr.と一緒に踊るのですが、曲も良いし振りも良いし演出も良いし圧巻でした。思えば橋本くんのソロコーナーは、代々木のBonny butterflyに始まりA.B.C座のT.A.B.O.O、そしてこのone by oneと一貫して充実していた。選曲もジャニヲタにとっては堪らないかっこいいものばかりだし、それを歌いこなす橋本くんの歌唱力と表現力、そしてなんといってもJr.の使い方が上手いなぁと思うのです。橋本くんは大人びて見えますがまだ19歳で、実はA.B.C-Zメンバー最年長(26歳)の五関くんよりもバックで踊っているJr.との方が年齢が近かったりする。だからかは分かりませんが、ほかの4人がJr.に対して圧倒的に先輩でいるのと対照的に、橋本くんはJr.との距離がすごく近いなぁと思うのです。もちろん、ほかの4人もフレンドリーに接していることは分かるんだけど、何というか橋本くんはJr.と横並びになるのが上手い人。かといって、Jr.の中に埋もれている訳でもなく、どんなにたくさんのJr.の中に紛れていても橋本くんのことはすぐに分かるしやっぱり別格。デビュー組の貫禄があります。なんだろう、なんかダウンタウンの10代の男の子たちグループのカリスマリーダーっぽいというか(笑)。とにかく自分の目当てのJr.が橋本くんのソロコーナーに出演していると毎回必ず「橋本くんありがとう!!!」と思う。one by oneではJr.は皆同じような衣装を着て踊っていて、橋本くんもその中心で一緒に踊って歌っているですが、大サビになると橋本くんひとりだけステージ上に吊り下がっている円盤に乗り、その上でシャツの前を肌蹴ながら歌います。今は地上で同じ衣装を着て踊っているJr.たちですが、いつか彼らも円盤の上でたくさんの後輩たちを従えて歌い踊るスターになるのかなぁと思いました。その日が来るまで、頑張って欲しい。


流れが前後してしまいますが、河合くんのコメディスターも面白かったです。木村拓哉くんのソロ曲〜J-FRIENDSのC/W曲というまたドマイナーにも程がある選曲だったわけですが(笑)、ジャニーズ大好き!な河合くんらしくて良かったなと。「君のままで」はカラフルな衣装に身を包んだ河合くんが、自分の幼少期役を演じていたJr.の橋本涼くんと一緒にゆっくりとフライング。ピーターパンみたいでした。下にいるちびっこJr.たちも黄色いレインコートみたいなものに身を包み、手を繋いでゆっくりと歩いていく。メルヘンです。……と思ったら曲調がアップテンポになってステージも一変、いわゆるじゅにぼと呼ばれる高校生〜大学生くらいのお兄さんJr.たちと一緒にかっこよくダンスをする河合くん。この時のJr.の衣装が、白いカッターシャツに水色のベストにネクタイ、黒のズボンでとっても90年代チックで良かったです!ザJr.って感じの衣装。そうこうしているうちにまたステージ上の景色は一変、なぜかラーメンを作り始める河合くん。(本当になぜかすぎる…どうしてこうなった\(^o^)/)ステージ後方に組み立てられているJr.マンションにいるJr.たちもそれぞれ湯切り網を両手に持って、「一秒のオセロ」を歌いながらラーメンを湯切る河合くんと100人のJr.たち。……ど、どうしてこうなった?!間奏でJr.の安井くんと萩谷くんが凄くスタイリッシュなジャズダンスっぽいダンスを踊るんですが、二人とも超真剣な顔でかっこよく踊ってて、後ろのJr.もみんな真剣な顔で、でも衣装はラーメン屋さんで持ってるのは湯切り網っていう……。バカなことを真面目にやるのは大好きです!凄く面白かったです。


とまぁなんやかんやあって、ラストは全員で「ボクラLOVE&PEACE」。ステージの天井から吊り下げられた球体にA.B.C-Zの5人が乗ってくるくる回ったり球体のなかで移動したりしながら歌う。前奏に合わせてゆっくりと球体が浮かんでいく様がなんだかとても厳かで輝きに満ち溢れていて、一瞬ここは劇団四季の会場か?これはライオンキングか何かか?と思ってしまうほどでした。ラブピ、改めてイイキョクですね。球体の周りにはJr.マンションから降りてきた100人以上のJr.たちが集まります。仲良しのJr.と肩を組んでニコニコして見ている者、ちびっこJr.をおんぶしてあげるお兄ちゃん、てのひらをぎゅっと握りしめて真剣な顔で見ている者。みんな同じ赤い衣装を着ているのに、表情は十人十色、それぞれにそれぞれの生き方があって、ストーリーがあって、個性がある。俺も将来ああいうふうになりたい、と思っている子もいれば、きっとそこまで真剣に将来のことは考えてないけどとにかく今楽しい!って子もいたりして、でもみんな赤い衣装を身にまとった星(スター)の子どもたちなんですね。この中から、自分だけのお星さまを見つけて、その子が立派なスターになるまで見届けるのがJr.担の醍醐味なんだなぁなんて思ったりもしました。


最後にお気に入りのJr.についてちょこちょこと。

まず安井謙太郎くん。年齢的にも立ち位置的にもまごうことなきJr.のリーダーでした。IZANAIZUKIでの情感たっぷりのパフォーマンスから、Jr.コーナー「言葉より大切なもの」での子リスみたいな笑顔まで、表現が多彩だなぁと見るたびに感心します。が、欲を言えばもうちょっとMCを頑張って欲しかった(笑)。こういうのは慣れだっていうのは分かってるんですけど、あまりにも毎回型にハマりすぎたMCをするもんだから……良くも悪くも真面目なんだろうなぁ。トークスキルってとにかく実践で磨いていくしかないと思うので、またこういう機会を与えられると良いなと思います。


萩谷慧悟くん。HipHopJUMP時代も今も、周りのJr.から「萩ちゃんは責任感が強い」と言われてた萩ちゃん。どういうことかなーと思って見ていたら、なるほど確かに、萩ちゃんは最後まで気を抜かなかった。塚田くんのロープフライング補助、安井くんとのラーメンダンス、IZANAIZUKIでのフライング、球体フライング、出番もいっぱいで、自分よりも年上のJr.がたくさんいるなかでセンターで踊って、プレッシャーは半端なかったと思うんですが、それに押しつぶされることなく毎日キリっと頑張っている姿が凄く格好良かったです。だから、千秋楽のアンコールで安井くんとぎゅって抱き合って一緒にぴょんぴょんジャンプしてたのを見たときは、良かったねぇヽ(;▽;)ノって気分になりました。萩ちゃん、お疲れ様!


あと植田翔くん。ダンスが上手だし凄く楽しそうに踊る子ですよね〜。ラーメンのときの表情が逸材で、ラーメン中はずっと植田くんばかり見てました。コントの時こらえきれずに笑っちゃう素直さもミリョク!


金田耀生くん。今年の滝沢歌舞伎の時に小ザルみたいな子がいるなぁと思って気になったのが最初。いつも元気いっぱいで、少々落ち着きがなさすぎるのが気になるけど(笑)、目が離せません。歌が上手いからちびっこたちの中でもセンターポジションに立つことが最近増えてきたんだけど、金田くんのミリョクは見てるこっちも笑顔になる元気の良さだと思うので、今のポジションに臆することなく金田くんらしく頑張って欲しいなぁと思います。


好きな子がどんどん増えていくね!
A.B.C-Zの皆さん、そしてジャニーズJr.の皆さん、お疲れさまでした!
名古屋公演も頑張ってください!

セットリスト

SUMMARY
Za ABC〜5star〜
Higher!Fly!
Naked
Let's sing a song

アクロバットスター(塚田)
アクロバット
恋に落ちたボディーガード

ダンシングスター(五関)
addicted
star seeker

I・ZA・NA・I・ZU・KI 
INAZUMA★Venus
A.B.C-Z

Jr.コーナー
Never Stop the Music
感じるままにYou&I
言葉よりも大切なもの
Dear Woman
仮面
Keep the faith
言葉よりも大切なもの

コメディスター(河合)
君のままで
一秒のothello

コント

ロックスター(戸塚)
Burn it

ポップスター(橋本)
one by one

客席登場・MC

ずっとLOVE
ボクラ〜LOVE&PEACE〜
明日のために僕がいる
SUMMARY
勇気100%

アンコールA(砂のグラス〜孤独のRUNNAWAY〜A to Z)
アンコールB(Vannila〜atraction!〜A to Z)
アンコールC(砂のグラス〜Let's Go!〜未来へ架かる橋〜〜A to Z)
※アンコールは日替わり