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FLAME 楽炎(11月11日/下北沢GARDEN/14時半公演)

前回の記事にお星さまありがとうございました。

11月11日は、14時半から下北沢GARDENでFLAMEの復活ライブを観てきました。
FLAMEがデビューしてから10年、解散してから2年半。
決して順調とは言えなかった彼らの音楽生活が、どういったかたちで10周年という区切りを迎え、そしてこれからの彼らはどこに向かっていくのか。そんなことが気になって、復活ライブの告知を見て以来、この日が来るのを心待ちにしていました。


会場はキャパ600人のライブハウス。オールスタンディングでのライブ鑑賞は久しぶりだったので、なんだか緊張しました。お客さんは殆ど女性で、でも男性もちらほら見かけました。後からメンバーのブログやTwitterを読んでいると、大学時代の友人や仕事仲間が数人一般客として来ていたようなので、その人たちだったのかも知れません。

開演前までは、これまでのCDシングルのCMの映像がずっと流れていました。そして、14時半。モニターに伊崎兄弟のトークショーに他の3人がゲストとしてやってきて、FLAME復活します!というサプライズ告知をした映像が流れました。それから幕が開いて、赤い衣装に身を包んだ5人がステージ上に現れました。

1曲目はデビュー曲の「ムネノコドウ」。デビュー当時とは歌割りもフォーメーションも変わっていたような気がします。そして「Remind」「Fundamental Loop」といわゆる“節目”になった曲が3曲続きます。目を引いたのは「Remind」で、間奏の一列になるダンスが凄く締まって見えました。当たり前なんですが、あ、この人たち、今日のライブに本気で向き合ってるんだなぁと思いました。

MC1では央登くんが「この日を本当に楽しみにしてた」というようなことを熱いテンションで語っていました。お客さんもそれを静かにしんみり聞いていたんですが、あまりにも客の反応がないものだから央登くんがスベったみたいになって「なんやねん!」って言ってました。真面目で熱いのにあと一歩で恥ずかしがっちゃうところが央登くんの良いところだと思う。

それから「この曲で一緒に盛り上がりましょう!」ということで「HEVEN'S NIGHT」を。アルバムで聴いていたときからノリやすくて盛り上がりそうな良い曲だな、と思っていたのですが、予想通りお客さんも一体になって盛り上がることができました。それから「情熱」「Truly」と続いた…んだったかな。この辺は1stアルバムを意識した流れだったんでしょうか。まさか「情熱」が聞けるとは思わなかったので嬉しかったです。「Truly」は相変わらずハモりが微妙にぎこちなかったりしたんですが(笑)、右典くんは凄く歌がうまくなった印象がありました。適度に肩の力が抜けていて、昔のガツガツした歌い方も良かったんですけど、今のも大人の余裕が感じられて好きな感じです。良い歳の取り方をしている人なんだなぁと思いました。

MC2では確かデビュー当時の思い出話をしていました。PVの撮影裏話とか。基本的に央っちゃんが話して、悠くんと征吾くんがそれに乗っかって、右典くんが締めて、恭平くんは時折ぼそぼそ話す感じでした(笑)。

「BYE MY LOVE」「What can I Do」など3〜4曲くらいを繋げたメドレーもありました。このライブでは後ろでDJさんがずっと音楽をかけてくれていたんですが、アレンジが凄くかっこよかったです。メンバーとの仲も良さそうで、楽しそうな雰囲気が伝わってきました。「BYE MY LOVE」は歌詞がとても大人っぽくて、でもそこが当時14歳だった恭平くんの甘いボーカルと子どもならではのイノセンスさと絶妙なバランスを醸していた名作なのですが、今の恭平くんが歌うとそれはそれでまた違った年相応の趣がありました。
Vow」や「Shake you down」を歌ったのもこの辺りだったかな。セットリストをよく覚えていないぽんこつなのですが、「Shake you down」が盛り上がったことは覚えています。この曲は恭平くんが脱退して征吾くんが加入してからのシングルなのですが、恭平くんが歌っていてもまったく違和感がなくて、むしろ4人から5人になったことでパワーアップした感がありました。すごく好きな曲なので、こうやって5人で歌っている姿を見ることができて、なんだかじーんとしてしまいました。

あとは央っちゃんが作詞?した「TOKYO…」や「My confession」なんかもやっていたかな。知らない曲が2〜3曲あったのが残念でした。もっとちゃんと予習していけばよかったと後悔しました……。

アンコールは2回あって、1回目は知らない曲(スミマセン)と「all right!all right!」をやりました。この曲はお客さんとのコールアンドレスポンスが定番なのですが、この日もここ一番の盛り上がりで、皆声を張り上げていました。ニコニコしながら客席にマイクを向ける悠くんが可愛かったです。
2回目のアンコールはファン人気も高い「Close my eyes」でした。過去の恋愛を後悔するといった内容の曲なのですが、「どうしてあの頃もっと/大切にしなかったんだろう」という歌詞に彼ら自身を重ねて聴いてしまったりもしました。


JUNONスーパーボーイズコンテストで集められた10代半ばの4人が、別にアイドルをやりたかったわけでもないのに急に集められて、「今日から4人で歌って踊って」と言われたときは、どんな気分だったのだろうかと改めて考えました。恭平くん以外はまったくの素人で、それなのにダンススクールで結成されたW-inds.やLeadと兄弟ユニットのように宣伝されて、きっとこっちが思っている以上にもどかしかったことがたくさんあったんだろうなと。FLAMEを、ファンを大切にしていなかったわけではないんだろうけど、結果的に解散という形になってしまったこと、本人たちはどういう風に思っていたんだろうとずっと気になってこのライブに行きました。

そうしたら、MCで央っちゃんがこんなことを言ってくれました。
「俺たちは、ファンの皆にろくなあいさつもせずに解散という形をとって、すごく心配をかけた。エンターテイナーとして一番やってはいけないファンを悲しませるということをやってしまった。そのことがずっと気にかかっていた」

いきなりぽんと宙に投げ出されてしまったような気がしていたのは、ファンだけじゃなかったんだなと思いました。そして、その気持ちをひとつにまとめあげて、自分たちはエンターテイナーであるという自覚を持って、復活ライブを自分たちで企てるその行動力が格好いいなと思いました。

そして、最後に「今俺らの舞台とかイベントに来てくれるひとの数とかから見てもこんなにお客さんが集まるなんて思ってなかった。最初は復活なんて自己満みたいなもんだった。でもこれだけ応援してくれる人がいるって分かった今、俺はこのライブを一度きりで終わらせるつもりはない。どんな形でもまたみんなの前でこうやって集まりたい。それまでは個人個人今出来る仕事をめいっぱいやる」的なことも言っていました。

このライブを見る前まで、私は、今日はFLAMEとファンの同窓会だなぁくらいの気持ちでいたんですが、本人たちは全然過去の思い出にひたるでもすがるでもなく、あくまで再結成やそれぞれの個人仕事に前向きだった。それが嬉しかったし、頼もしかったです。また5人でステージで歌って踊ってるところが観たいなと思いました。

色んな大人の事情で、ジャニーズ以外の男性アイドルが生き残っていくにはやっぱり実力あるところを全面に押し出さないといけない風潮がありますが、歌もダンスもいわゆる"上手く"なくてもここまで仲良しで熱くて楽しいグループがいることを改めて知れて良かったし、今後の彼らの未来に幸あれと心から思えた、そんなライブでした。
楽しかったです。


長々と読んでいただいてありがとうございました。