2013年を整理整頓して2014年へ向かうためのまとめ

あけましておめでとうございます!

年末年始は、東京ドームでKinkiコン→ジャニーズカウントダウンコンサートを観た足で実家(九州)に帰って、5日の朝に実家から大阪へ、大阪で関ジュのあけおめコンを観てから夜行バスで東京に戻り、そのまままっすぐアルバイトに行って、今さっき帰ってきました。大学生活最後の冬休み、友達とも遊べたし、テニミュもジャニーズも観れたし、実家でぬくぬくできたし、箱根駅伝も面白かったし(東洋の兄弟推しヤバイ、注目せざるを得ない)とても充実していたように思います。

で、本当は2013年の現場まとめをばーっとやりたかったんだけど、部屋が散らかりすぎてて半券が全然揃わないwので、今日はざっくり月ごとのまとめと2013年全体的に考えたことなどをデトックスしようと思います!現場まとめはまぁおいおい。
いや~、アイドルについて色々考えた1年でしたね…大晦日にもカウコンでドデカい爆弾落とされるしね…w

  • 1月

・関ジュあけおめコン、セクゾン正月横アリ、忍ミュ、ジャニワなど行きました。
・セクゾン横アリの出来栄えに呆然として終わったあと新横の居酒屋で「あれはいったい…」「菊池風磨さんとは…」みたいな話をしたのを覚えている(笑)。
・あけおめコンは凄く楽しかったな~!この時はまさかここまで関ジュにのめり込むとは思わなかったけど(笑)
・で、忍ミュ!流司くんの三木がめちゃめちゃ良くて、最初は1公演だけ観るつもりだったんだけど、急遽もう1枚増やして2回観ることができました。三木と潮江せんぱいの距離感がだんだん詰まっていくのが可愛かった(笑)あと、裕太くんってほんとに素直でいい子だな~4年生可愛いな~!だった。
・ジャニワは終わった後にがっつりエントリを書いたのですが、本当に勝利くんの成長ぶりが著しくて、帝劇に行くのが毎回凄く楽しみだった。

  • 2月

・就活が本格化。インターンめいたアルバイトもさせてもらってたので、割と毎日就活就活だったな~。たぶん現場は1個も行ってない。

  • 3月

・相変わらず就活ですが、合間を縫ってまいジャニコン、V6代々木、ジャニワ感謝祭、関ジュ春松竹など行きました。サークルの追いコンがあったり、3年間やったバイトの引き継ぎがあったり、今思えば色々とエモい催しがあった月。
・まいジャニコンの予習のために見始めたまいジャニ(番組)がすっごい面白くて、なにキンの6人がどんどん好きになっていきました。結局春松竹も2公演観れて、そしたら今度はギャンスタも可愛い!関西まるっと可愛い!!!となった。
・V6は、就活の一次面接前日に行ったのですが、そこで井ノ原くんの「皆も俺たちと一緒に頑張ろうね!」みたいなセリフにめちゃくちゃうるっときて(心が弱ってる時はアイドルの言葉が沁みる)「うん、イノッチ、就活頑張るよおおお><><」みたいなテンションで面接を受けたら受かったので、井ノ原くんには本当に感謝してます。

  • 4月

・無事に内定を頂きました!!!企業研究・インターンを兼ねて同業他社でバイトを2つ掛け持ちしてたんだけど、結局そのどっちでもない方に決まってしまって、気まずかったけど2社とも社員さんが凄くお祝いしてくれてほんとにありがたかった…。
・内定も出たしウキウキでセクゾン春ツアー神戸に遠征しました。弾丸遠征だったし、初日の福岡では聡ちゃんのことで色々あったから、直前まで乗り気じゃなかったんだけど、行ったら行ったで凄く楽しかった~。セトリも正月とは比べ物にならんくらい良かったし、勝利くんもかっこよかった。でもまぁ、この辺からいよいよ本格的にセクゾンについて考え始めたのも事実…。

  • 5月

・セクゾンツアー横アリ、セクボクリエ、優馬くんクリエ、トラジュクリエ、JUMPドーム、滝沢演舞城など。合間に内定式があったり、サークルのOBさんから内定祝いしてもらったり、色々浮かれてた5月。あ、でもバイト先の同期が問題児でバイトはほんとに大変だった…w
・クリエはどのパートも個性豊かでたくさん観れて良かった!優馬くんの素の表情とパフォーマンスのギャップ、トラジュの友情コント、セクボの爆笑MCなどなど、Jr.最高セイヤー状態でした。
・あと演舞城の嘉孝が良かった。演舞城はあと1回くらい観ておきたかったな~。個人的には歌舞伎よりも演目は好きな感じでした。

  • 6月

・バイトを辞めて半ニート状態に…。今これ手帳見ながら書いてるんですが、6月めくったら白すぎてわろた。授業も殆どなかったし、ディズニー行ったりスケート行ったり飲んだり飲んだり飲んだり浮かれてましたね~。そして初!超特急現場とJuice=Juiceのデビューイベにも行きました。あ、あと忍ミュ再演にも!
・J=Jは初接触だったんだけど、かりんちゃんに「デビューおめでとう」って言ったら凄い真剣な顔で「ありがとうございます!頑張ります!!!」って言われたのがめちゃくちゃ記憶に残ってる。
・超特急、かっこよかったし面白かったけど、男子アイドルとあんなガッツリ接触するのほんと心臓に悪い…と思いました(笑)皆いい子すぎて手に変な汗をかいた。
・忍ミュは、伊作が安達くんに。私が行った回のアフタートークで土井先生がきり丸のこと好きすぎて「もう可愛すぎて血の繋がりを持ちたい!同じ遺伝子を分かち合いたい!!!」とか言ってて頭大丈夫かなと思いました(まがお

  • 7月

NMBツアーNHKホール、スマイレージリリイベ、プレゾン、NEWS秩父宮、FNSの観覧にも。そしてそして遂にテニミュデビューした月。あ、あと無事に次のバイト先を見つけ脱ニート。
NMB吉田朱里さんが美しすぎてぎゃー!となったり、横山ゆいはんがゲストで来てくれてさや姉との空気感にぎゃー!となったり、にわかなりにとっても楽しかった!
・スマ、生で見るとほんと実力にビビる。2期メンがみんな元気いっぱいで可愛かったです。あやちょはダンスの時に揺れる髪の毛先まで美しい人だった。
・NEWS、伝説のパーナ事件ですよ…。でも、どんな逆境でも跳ね除けて進んでいく4人はとてもかっこよかったな。私のジャニ現場デビューは中学生の時にあったNEWSコンなんだけど、あの頃とは全く違った4人がそこに立ってて、新鮮な気持ちで観ることができました。あ、あと秋山大河くんが可愛かった~!
・テニミュについては前にガッツリエントリ書いたので割愛。まさかここまでハマるとは思わなかったよね…。

  • 8月

・夏休み!サマリーがなくて絶望だった夏。夏松竹と、J=Jリリイベ、神宮花火大会、フィルフェス、そしてお台場合衆国のリアスコイベに行きました。
・夏松竹はANOTHER。アナザートゥモローが名曲過ぎてキンカンが可愛くてとても良い舞台だった。翌日大阪でJ=J見たのも楽しかったな。遠征と推しグループの予定がかち合うと嬉しいね。
・神宮花火大会、はじめから終わりまでずっと楽しかったんだけど、何が一番記憶に残ってる?って訊かれてパッと思い浮かぶのは見学席でわいわい花火見てたスノーマンの後ろ姿…(笑)
・フィルフェス、楽しかった!ジュリー班最強だな!と思った(笑)一番好きだったのはキャスター班の対談でした。最後の太一くんの超こわい発言まで含めてのあの感じ…。
・そしてリアスコイベ。夏に勝利くん観れて本当に良かった。夏の勝利くんめっちゃかっこよかったし、ガイズ勝利の皆と仲良さそうにダラダラMCしてて、あ~普段お友達とこういう感じでしゃべるのか~って微笑ましかった。聡マリちゃんも来てくれて、健人くんのキチったビデオレターもあって、サマリー無かったの本当に悲しかったけど、その分2013年の夏がこの日一日に凝縮されてたなぁ。

  • 9月

・まいジャニコンvol.2、娘。のリリイベ、J=Jリリイベ、日生Another、テニミュなどなど。前半は実家でまったりしてました。
・まいジャニコンはなに+キン1人ずつでペアになってやる曲があって、vol.1の頃とはまた全然違った雰囲気。男の子の成長は速い…。そしてギャンスタのスターライダーとV.I.Pがすっごい良くて!関西ほんとイイ…って何度も思った夏でした。
・娘。リリイベ初めて行ったんだけど、生で観るまーちゃんの「あーいーさーれーたーーーーい」がかっこよすぎてトリハダ案件!
・日生Anotherもギリで入れて良かった…。平野氏の演技力に!?となったり、江田くんがデ・ジ・キャラットみたいな格好で出てきて!?となったりしました。
・テニミュは楽しすぎて全国氷帝が終わって欲しくなさすぎて、運良くライブビューイングも観に行くことができて、青木くんに物凄く興味を持った月だったな。

  • 10月

・J=J初個別握手!ドルフェスと立海の映画祭にも行きました。6月以来のジャニ現場0だ…!
・個別握手はあんまり得意じゃない!アイドルを前にすると緊張しちゃって頭が真っ白になってしまうことが分かりました…。どもりすぎてかなともさんに笑われたりしました。
・映画祭は池袋で舞台挨拶付きで。原嶋くんのアホっぷりに驚愕しつつ、上映時間の長さに意識朦朧としつつ…(笑)でも全国決勝戦前に立海について詳しくなれて良かった。比嘉と氷帝も行きたかったんだけど時間が合わず断念。
・ドルフェスはね~、う~ん、楽しかったけど、もっとネルケの芝居について知ってたらもっと楽しかったんだろうな~と思うと、イマイチ不完全燃焼です…。

  • 11月

・TSCPP東京、BAD BOYS J(映画)、あと東大テニミュ観たり文学フリマ出店したり街コン行ったり北海道行ったりTOEIC受けたり。
・TSCPPめっちゃ楽しかった!青木くん魂抜けてたけど…。ステージの上に立ってる時は100%その「役」に入ってないといけない役者さんの素が長いこと見れるって楽しいものですね。たつなりくんがILLな感じでヤバめだったのと、いなせもヤバかったし、一慶くんも…青学変な人しかいませんでした。岩くんと理陽のラップ死ぬほど笑ったw
・BBJは岩本さんがヒロインでしたねという話で落ち着き。ジャニヲタふたりで観に行ったのに、帰りはずっと声優と俳優の話ししてましたね…。
・東大テニミュはおもしろすぎて最高でした。ああいうの大学生らしくていいなぁ~。なにげに初めて東大に足を踏み入れたよ!
・街コン、北海道、文フリもそれぞれ楽しかった。人生初TOEICは撃沈でした、マジで。

  • 12月

・CHITTA IDOL FORCE、なにキン松竹、舞台「ライチ☆光クラブ」、トニワ、テニミュは2回観た!そして31日のKinkiコンとカウコンで〆。
・この辺から意識して感想をブログに書くように…と思ってたんですが、松竹とテニミュ、Kinki、カウコンの感想はまだ書けてないですね…。どれもめっちゃ楽しかったのでその場でTwitterにばーって感想書いたらブログにまとめる気力が…っていう、書きたい気持ちはあるんだよ~!特にKinkiは、生まれて始めてのキンキコンだったんだけど、スタイリッシュで大人で優しいコンサートだった。ドームをあの空気感で包めるの凄いな~って改めて思いました。
・んでカウコンね、楽しかったけど、正直ジャニーズWEST4の発表が衝撃過ぎて、衝撃のままさよなら2013年。

  • まとめ

こうやって見ると、前半はセクゾンにモヤモヤしてて、後半(っていうか大晦日)は関ジュにえーっ!!!ってなって、間にNEWSを挟みつつ、ジャニーズアイドルとは、担当とは、グループとは、ってずっと考えてた1年だったなと思います。

前も書いたけど、私は元々アイドルをマンガの連載、2次元に近い感じで見ているところがあって。誰かひとりだけをぐわーっと見て応援するよりも、とあるアイドルと周囲の人間との関係を、グループの中で生まれて形成されていく社会を、外からそっと眺めているのがいちばん性に合っているんだと思います。さらに言うと、その社会は完全に閉ざされた「子どもだけの社会」なのが良い。無菌室のような、夜の子ども部屋のような、ネバーランドのような、完璧な箱庭で子どもたちが子どもたちだけで社会を形成していく過程に凄く興味があるし、その子どもたちが箱庭の外の大人たちとどう対峙するのかをずっと見ていたいんです。意味分からないかも知れないけど。

そういう意味で、結成されたばかりのセクゾンは完全に「子どもだけの箱庭」だったし、私が見始めた頃の関ジュは淳太くんや照史みたいな「大人」に近い存在もいたけど「完成された社会」だった。だから、私が好きになったときの形が、色んな方面からの影響でどんどん変わってしまうことに耐えられなかったんだなぁ。生きてる人間なんだからそんなの無理、って分かってても、ずっとずっとそのままの形で留まり続けて欲しかったなって思うのです。

ジャニーズのそういうところに打ちひしがれていたところで、テニミュにハマったのはある意味必然だったんだなって思います。テニミュも、チームがあって私の好きな「社会」があるけど、テニミュには明確に「卒業」があるから。だいたいの場合は代ごとに皆で「卒業」していくから、いつまで見続ければいいのかがある程度明確に分かってる。よほどのことがないとその「社会」がある日突然壊れてしまうこともない。なんて安心して観れるんだろう!
それに、テニミュにはそれぞれ明確にキャラクター(役)の輪郭があるから、そういうところもストレスを感じなくて良い。別にジャニーズが嫌いになったわけでも興味がなくなったわけでもないんだけど、下半期はテニミュのこういうとこに随分救われてたな。

女子ドルも、好きだった6人のJ=Jの形が崩れてしまったことがとても悲しくて。でもJ=Jは好きになって日も浅かったから傷もそこまで深くなかったのかな、と思います。今でもつかぽんがいたら今頃どうなってたかなぁってたまに考えたりするけど。


2014年はセクゾンが関ジュがっていうより、まずジャニーズ事務所が今後どうなるのか全く分からなくて不安…。こういう時に誰かひとり担当を決めて、「この子だけいたら他に何もいらない!!」って思えるくらいの気持ちがあったらいいんだけど、私は多分そういうおたくにはなれないから*1、今年も事務所の動向を探りつつ、誰担でもない感じでぬるっと追っかけていけたらいいなと思います。

それに4月からはいよいよ社会人だし、新しい環境でどこまでおたく活動できるか激しく不安な面もありw
多分趣味に割ける時間もガッツリ減っちゃうと思うんだけど、4月以降後悔しないように、学生のうちは全力で行きたい現場に行って観たいものを見ようと思います!

なんかまとまりがなくなってしまった~。
でも書きたいこと書いてすっきりデトックスできました。
長々と読んでくださってありがとうございました!

*1:勝利くんに対してそういう気持ちになることもあるけど、今までそういうタイプのおたくじゃなかったからイマイチこの気持ちが本物なのか一過性のものなのかが分からん

舞台「JOHNNYS' 2020 WORLD」勝利くんやJr.について色々(2013/12/23・17:00~・帝国劇場)

  • 勝利くんについて思ったこと







  • Jr.とか他いろいろについて思ったこと






舞台「JOHNNYS' 2020 WORLD」初見で思ったいろいろメモ(2013/12/23・17:00~・帝国劇場)

やっとトニワ観てきました~!!
色々と考えたこと・感じたこと・疑問に思ったことがあったのでメモ。

*****

<1幕>

  • 薮P「俺の考えを理解してくれるのはこいつらだけだ、A.B.C-Z」みたいな紹介がコワイ。

えび座見た時に感じた「おじいちゃんは自分が死んだあと舞台面ではえびに若いのを全面的に引っ張っていってほしいんだろうなぁ」が確信に変わった瞬間。

  • 「悲劇」の描き方がより生々しくなった。

具体的には、12ヶ月レビューもどきの5月・ヒンデンブルグ号、地面で怪我して苦しんでるJr.が増えた(去年は確かやまちゃんひとりだけがフライングしながら苦しんでたはず)。あと6,7月のテーマが太平洋戦争になって、兵士が銃で打ち合う場面や軍隊的なマスゲームの場面が結構長いこと続く。
その他は1月が水太鼓、2月が変面、3月が桜、4月がタイタニック号事件、8月が終戦、9,10月がオリンピック、11月がシェイクスピア、12月がマクベス。内訳は幸せ:悲劇=6:6って感じか~。去年は義経、源平合戦を「悲劇」にカウントしたとしても内訳は幸せ:悲劇=7:5くらいだから、生々しくなっただけじゃなく量そのものも増えてるんだね。

  • シェークスピアの動きがかなり制限されてる。

去年はステージセットがめまぐるしく変わったり、衣装の早替えもJr.が全面的に手伝ったりしてくれてたので、役者は芝居だけに集中すればいい感じだったんだけど、今年はパックの前までは空中に吊り下げられたステージの上にいなきゃいけないから、動きがかなり制限される。衣装も自分ひとりで早替えしなきゃいけないし、台詞の言い方と表情だけで如何に違いを見せれるかってとこが結構難しそう。早替えも台詞のタイミングに合わせてやらないといけないしね~。

これはちょっと自分の中で重要なファクターなので丁寧に書く。

まず、去年の「忠臣蔵」、今年の「マクベス」、厳密にはどちらも史実を元にした創作なんだけど、史実の度合いが違う。「忠臣蔵」は元禄赤穂事件を(多少の演出は孕みつつ)忠実に描いてるけど、「マクベス」は実在するスコットランド王マクベタッド・マク・フィンレックを“モデルにした”ってだけだし。
だから、去年は現代人のやまちゃんが「忠臣蔵」の世界に飛び込んでめちゃめちゃに荒らしてしまうことが「史実を書き換える」=「歴史が変わってしまう」に違和感無くつながってたわけだけど、今年は「マクベス」の世界に入り込んで荒らしても「史実じゃなくシェイクスピアの創作でしょ」ってことになっちゃう。だからその後のつながりがちょっと弱い。

でも、逆に「マクベス」にして良くなったところもあって。
それは勝利くんが最初から“マクベスの世界の外の人間”で、そんな彼がマクベスに直接手を下したことで「歴史が歪んだ」ことが分かりやすくなったところ。
昨年は薮プロデューサーの作ったお芝居であるはずの「忠臣蔵」が、だんだん本物の史実と融合して、混乱したやまちゃん(お芝居の「忠臣蔵」を演じている最中)が史実(≒台本)と違う動きをする、っていう流れだったから、それが劇中劇の中だけの話なのか、劇そのものに関わってくる話なのかが分かりづらかった。でも今回は、勝利くんは薮Pの劇団の一員だけど「マクベス」にははじめから関わってない外の人間だから、「異物が紛れ込んで混乱を起こす」っていうのが分かりやすくて良いなぁと。去年のも去年ので『ドグラ・マグラ』っぽくて面白かったけど。

それから、勝利くんの起こした混乱が「マクベスを殺す」ってところもなんか耽美的で良かった。だって勝利くんが健人くんを刺し殺すんだよ…まじエロティクスfの世界…中村明日美子せんせい描いてくれ…。

  • 主人公(勝利くん)と薮プロデューサーの関係が変わった。

具体的には薮Pが天に召されるシーン、「俺を置いていくなよ!どうすればいいんだよ!!」って叫んでる勝利くんが、なんだか子どもみたいで居た堪れなかった。これは、昨年主人公を演じたやまちゃんより勝利くんの年齢が幼いというのもあるけど、Sexy ZoneとHey!Say!JUMPの立場も多いに関係あるのかなと思った。やまちゃんと薮くんは同じJUMPのメンバー同士だけど、勝利くんのいるセクゾンはバレーユニっていうくくりにおいてJUMPのすぐ下の後輩に当たるわけだから。こういうふうに、アイドル本人のパーソナリティとかグループの立ち位置とかが芝居を見てる観客に影響を与えるのは、すごくアイドル舞台だなぁと思う。まずそこにアイドルありきというか。逆に、この舞台をジャニーズもセクゾンもJUMPもまったく分からない人が観たら、どういうふうに思うんだろう。


<2幕>

  • 薮くんがひとり一役になった。

昨年の薮くんは、良い舞台を作るためには悲劇を繰り返すことも厭わない狂人「薮プロデューサー」と、そんな薮Pがかかえる劇団の団員「薮ちゃん」という二役を演じていたわけだけど、その違いが曖昧すぎてかなりお客さんを混乱させてた印象がある。でも、今年は薮くんはプロデューサー役だけに徹してるから、上記した「マクベス」のシーンと同じくシンプルで分かりやすくなった。

  • A.B.C-Zが宇宙人になった。

昨年のえびは「元・地球人だけど今は宇宙で暮らしてる」っていう設定だったはずだけど、今年は最初から宇宙人。宇宙人の立場のまま「地球はお前らのせいでヤバイ」とか言い出す。この辺はぶっちゃけ去年のほうが筋が通ってたかな~とか思う。いや、そもそもこの舞台に筋とか求めちゃいけないんだけどさ…。

  • JUMP、えび、セクゾンの三角形からえびとセクゾンの直線になった。

去年は、それぞれ「えび(昔地球に住んでた人たち)=過去」「JUMP(現在地球で生きてる人たち)=現在」「セクゾン(最初から宇宙にいて物語の進行をメタ的に見守る人たち)=未来」っていう三角形がキレイだった。だからこそ2幕冒頭の薮Pの台詞「未来はあやふや、現在は一瞬、信じられるのは過去だけ」みたいな台詞が生きたんだと思う。
でも今年は、「えび(宇宙からずっと昔の地球を見守ってきた人)=過去?」「セクゾン(現在地球で生きてる人たち)=現在」で、関係的には「過去」が「現在」に諭し、教え、みたいな感じ。薮Pも出てくるけどそんなに重要さは感じなくて、三角っていうよりえびとセクゾンの直線関係に見える。
去年セクゾンが担ってた台詞とかはスノーマン辺りが言ってることが多いのかな。でも別にがっつり「未来」的な存在として話に関わってくるわけでもないし、だったらもう2幕の前提をがらっと変えちゃってもいいんじゃないかな~と思ったりした。

でも台詞とかまだ全部ちゃんと噛み砕けてないから、この辺の解釈は来年また変わるかも。

  • 飛行機が宇宙船になった。

宇宙人も死者も連れてみんなで地球に帰るらしいんだけど、おう、そうか…(笑)って思った。宇宙船はなんかシンプルだけどかっこよかったよ。飛行機じゃ宇宙から地球に帰るの無理だってやっと気付いたみたいで良かった…。

  • バルーンが大木になった。

アクエリアスで客席登場してたのがなくなって? ステージで大きな木の形したバルーンが膨らむだけになった。いや、客席登場もしてたのかな。今日は2階後列だったので客席まで見えなかったんだけど…。これも去年のバルーンの演出好きだったから残念だな。でも死角が増えちゃうからこっちのほうがステージ見易くて良いのかな。

  • LGTEで客席にお尻向けなくなった。

これはかなりイイこと!!!
去年は特別公演って感じだったから、スクリーンに映る先輩たちの映像をステージの演者も一緒に見るっていうのもまぁ、分からなくもなかったけど、やっぱりステージに立ってる以上お客さんの方向いてて欲しいし…。


*****

他にもちょこちょこ変更点はあったんだけど、主に気になったのはこれくらい。
全体的なお祭り感、贅沢感、電波感は去年のほうが好きだったけど、今年は今年でシンプルで分かりやすくて面白いかな。あとノッティナとかLGTEみたいな定番曲は残したまま、他の部分ではその場面に沿った新曲になってて良かった。セクゾンの2ndアルバムに入るのかな~。楽しみ!

勝利くんについて思ったことは他にもいっぱいあって、Twitterにだらだらつぶやいてたんだけど、後で別のエントリーとして上げておこうと思います。