大人の役割

テストが終わったとたんにはてダの更新が止みません。
テストが終わってもお前にはESが!あるんだよ!!って誰か叱ってください…(他力本願)。

今日のえび座、ふまけん回が急遽のんさな回になったことについて、思うことです。見ていて気持ちのいい話ではないと思うので、折り畳んでおきます。

自分語りからのスタートで申し訳ないんですが、私は中学生の時地元の子ども劇団みたいなものに所属していました。また、大学生になってからも、友人が所属していた劇団に客演として参加したことがあります。どちらもほぼアマチュアに近いセミプロのような集団だったんですが、公演はきちんとホールや小劇場を借りて、チケット代もそこそこする、れっきとしたお仕事でした。そのふたつの劇団で、稽古が始まる前の心構えとして、まったく同じことを言われたのを強く覚えています。
「もし、公演初日の朝に実の母親が危篤だと連絡が入っても、役者は舞台に立たなければならない」
今日の、というか、もうずっと、事務所の対応を見るたびに、この言葉が頭のなかでぐるぐるします。

私がこのブログを始めた時、自分自身のなかで「事務所の運営や大人の都合、舞台裏には口を出さない」と決めていました。私が応援しているのはアイドルで、周りにいるスタッフじゃない。私たちがお金を払って享受している部分=アイドルのパフォーマンスや言葉で表せないキラキラしたもの、そういうものについてだけ言及しようと思っていました。また自分語りで恐縮なんですが、私は日渡早紀の『ぼくの地球を守って』という漫画が大好きで、何故好きかというと、あれには余計な大人が絡んでこないからなんですね。前世の記憶を持った小学生〜高校生の子どもたちが、子どもたちだけで大きなプロジェクトを成し遂げようとする。それを手伝ってくれる大人も登場しますが、その大人たちは浮浪者や闇医者や、世間一般にいう「ちゃんとした大人」ではない。もっと分かりやすいのは清水玲子の『輝夜姫』で、これも子どもが力を合わせて事を成すSFなんですが、この作品に出てくる大人は「子どもが憎むべき対象」として描かれています。子どもは誰だって、いずれ大人になる。それは分かってるんだけど、やっぱり「子どもだけで」成し遂げることのワクワク・ドキドキ感、「大人には分からないんだ」っていうモラトリアム的な何か、私はそういうものが大好きで、多分10代のアイドルグループに対してもそういう楽しみ方をしている部分があるんですよね。私にとってアイドルを応援することは物語を紡ぐこと。それも、「大人が関与しない子どもだけの」物語です。だから、運営方針とか大人の都合とかは語る必要がない。語るべきではないと思って、そう決めていました。

今日のABC座昼公演、元々は健人くんと風磨くんの出演予定でしたが、風磨くんは体調不良のため欠席。風磨くんの分の台詞は、他のJr.や塚ちゃんが補っていました。夜公演もふまけん出演回の予定だったのですが、急きょ健人くんもお休み。代わりにWキャストであるnoonboysの野澤くんと真田くんが出演することになったようです。私は昼公演のみの観劇だったので、夜は見ていないんですが。
他にも、ABC座では結構ランダムにJr.がお休みします。今日も岩本照くんや京本大我くんがいませんでした。学校の都合とかなら仕方ないんですが、もし体調不良とかならまず「舞台中くらい体調管理をきちんと!しろよ!!」って喝を入れたくなります。役名や台詞のないJr.ならまだしも、台詞や歌などちゃんと役割のある子は体調管理も仕事のうちだろうって思っちゃいます。なんか嫌みなオバサンみたいで嫌なんですけど、私がそういうふうに習ってきたので…。

でも、そういう「もしも」の時にサポートするのが舞台裏の大人の仕事だよね、とも思う訳です。例えば今日、夜の部の健人くん欠席にしても、きちんとお金を払って健人くんを見に来ていたお客さんが不信に思わないように欠席の理由を説明すべきだし、「舞台に穴をあけるな」と叱るのも大人の役割のような気がしていて。


ちょっと話は変わりますが、昨日、勝利くんに降りますという宣言をこのブログでしました。勝利くんに降りるのはJUMPが嫌になったからとかでは全く無いんですけど、今のJUMPに満足していない気持ちがあるのも確かです。森本くん。私は10人のJUMPが好きでJUMP担になったので、森本くんが欠けたままのJUMPではどうしたって私の心は満たされない。その心のすきまに、デビューしたばかりでキラキラしているSexy Zoneが入り込んできた、というのは否めません。で、何で今JUMPに森本くんがいないかというと、悪いことをしたのは森本くん自身なんだけど、その後のケアを周りの大人はちゃんとしたの?って考えてしまいます。10代半ばの子どもが、たった1回の過ちを犯しただけで、それまで居た場所から追放されて宙ぶらりんになってしまって、しかもそれを無かったことのように扱う大人。そういう大人が嫌で、JUMPを見るともやもやしてしまう気持ちが拭えないのかも知れません。


もっと言えば、去年の「少年たち」の出演者がふたを開けてみたら全然違っていた・パンフレットに載っている人が載っていなかったというのは、れっきとした詐欺ですよね。「SUMMARY2011」だって、光くんが出たり出なかったり。出演者に名前があるのに出ないというのは立派な詐欺だと思います。


でも、そういういくつものごたごたに声を上げようなんて思わないんですよね、ここまで来ると。だってあの事務所のことだもん、仕方ないよね…って思っちゃう。駄目な考え方なんですけどねぇ…。消費者センターとかに訴えたら何とかしてくれたのかしら。
こういうことは何もジャニーズさんに限った事では無くて、最近ではSKE48の握手会の日程が急遽変更になったりするトラブルもあったみたいですね。福岡で行われる握手会だったから、もう宿を取っていた遠征組の方とかもいたようで、日程変更となるとキャンセル料がかかるとかネットで見ました。どこの事務所も似たようなものなんだね…。


結局何が言いたいのかと言うと、私は以前薮くんが日経エンタテインメント!で言っていた「僕たちの周りには良い大人がいっぱいいる」という言葉が大好きでして。
また、2年くらい前にV6の森田剛くんが何かの舞台雑誌で語っていた「僕らの周りには一流の作詞家と一流の作曲家と一流の振付師がいる。僕らはそれら一流の素材を使って一流のパフォーマンスをするだけ」という言葉も忘れられなくて。
アイドルは私たちに夢を見せてくれるけど、アイドルだって人間だから自分ひとりの力じゃ空を飛んだりステージに噴水を作ったりは出来ません。そういう、アイドルが「やりたい!」って言ったことを、思考錯誤しながら黙々と実現してあげるのが裏方の大人の仕事なんだろうなってずっと思っています。彼らの周りに良い大人が少しでも増えることを願って。あと、菊池くんは早く体調なおしてくださいね。


おほしさまありがとうございました!