テニプリのキャラソンがどれも素晴らしすぎるので早急に白石蔵ノ介くんはV6の曲をカバーすべき

7月末に念願の「テニスの王子様」ミュージカルに行ってきました。
すっっっっごく楽しくて、すっかりハマってしまったので、テニミュに関してはまた別の機会に書くとして、今回はアニメ「テニスの王子様」のキャラソン展開が物凄くアイドルっぽくて面白いという話をします。

そもそも原作も読んだことなかった私がなぜここ一ヶ月毎日毎日狂ったようにアニメのキャラソンを聴いているのかというと、ミュージカルを観に行ったときに、確かに凄く面白かったんですが、やっぱりキャラがあんまり分からなくて(リョーマと手塚と不二と跡部様くらいしか知らない状態で行った)、これキャラや学校について勉強すればもっとテニミュ楽しめるのでは?!と思ったのがきっかけなんですよね。で、とりあえず最新のアニメ見てみよう~と思って、「新テニスの王子様」というアニメを見てみたら、エンディング曲が凄くかっこよかった。


ENJOY 網球男児 歌詞付き - YouTube

テニプリのキャラソンは、キャラクターがソロで歌っているものの他に、数人でグループを組んで歌っているものも多数あります。新テニのエンディングを歌っているのも網球男児という6人組で、メンバーは越前リョーマ(青学)・手塚国光(青学)・丸井ブン太(立海)・切原赤也(立海)・遠山金太郎四天宝寺)・忍足謙也四天宝寺)。各中学から2人ずつ選抜されたユニットです。K-POPアイドルグループみたいなユニット名の名付け親は原作者の許斐剛先生。

考案した許斐は、「中国や東南アジアでテニプリは『網球王子』と呼ばれているので、アジアに進出してほしいという思いを込めた」とユニット名の由来を明かす。また「K-POPが流行ってるので、間違えて買ってくれたらいいな」と冗談を飛ばす場面も。
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ジャニーか秋元康許斐剛かって程の発想力です。この絶妙なダサさと字面の強さ!!
単に大国男児のパクりだろというご意見は受け付けておりません。
曲そのものも凄く良くて、新シリーズ一発目にふさわしく正統派爽やかソングだし、テニミュの振付師さんが振りを考えているらしく(アニメではシルエットでその振りが流れてる)うまいことメディアミックスをリンクさせてるのも面白い。あとこのユニットをアイドルグループ的に見ると、リョーマ単独センターではなく四天宝寺の金ちゃんとシンメにしてるのがアツいなって!!リョーマも金ちゃんも一年生レギュラーで、まだまだ未来ある若者なわけです。性格は正反対だけど、新テニではダブルスで戦うシーンもあるし、並んでる姿がとっても可愛い。そんな可愛い若者をWセンターに据えて、ユニット名のとおり世界に羽ばたいていきそうな可能性をグイグイ感じるこの布陣……!

この「Enjoy」のおかげでまんまと「あれ…テニプリのキャラソンってすごい面白いのでは?!」と気付いたわたしです。ぜんぶで300曲以上あるみたいなので、まだ半分も聴けてないんだけど、今の時点でこれは……!!と思ったキャラソンをいくつか挙げておきます。


  • 不条理/氷帝エタニティ

不条理

不条理

氷帝学園中等部の生徒4人によるユニットのデビュー曲。学園のキング跡部さま、大柄の優男おおとりくん、由緒正しいおうちで育った和風イケメン日吉くん、庶民だけど黙ってれば女の子みたいに可愛い岳人…っていうメンバー構成がもうアイドル的にスキがなさすぎるんですが、ユニット結成の由来がまたミニモニ。か!っていう。どこまでもアイドル。

メンバー構成は氷帝学園を代表する跡部と、まだユニットデビューをしていなかった氷帝レギュラーのうち、宍戸と樺地を除く3名による組み合わせ(後に宍戸は『by断ち切り隊』で、樺地は『トング隊』でユニットデビュー)。メンバー選出基準は『100曲マラソン・フルベストアルバム』ブックレットに詳細が掲載されている。(wikiより)

衣装も真っ白の王子様風で、イメージ的にはNEWSみたい。氷帝エタニティの皆さんにはぜひNEWSの「チャンカパーナ」をカバーしていただきたい所存です…人数同じだし似合うと思うんだよね! 全国の跡部様ファンのメス猫たち、跡部様と褐色の葡萄プレイしたいだろ?!
楽曲はというと作詞作曲ともに宮崎歩さんでバリバリのロックです。前奏に合わせて炎の特効が撃たれそれと同時にポップアップで登場する4人…みたいなコンサートのワンシーンが浮かぶぜ…。歌詞の内容も浮気したクズ男が無理やり女に言い訳してるっていうロックなものなんですが、それが上手いことビジュアルと正反対で意外性があってインパクト大なんだよな~。
ちなみに2ndシングル「坂道の果てへ」は打って変わってミドルテンポな爽やか路線で、よりアイドルチックです。衣装も赤のナポレオンジャケットみたいなやつで、これはNEWSっていうよりタンポポみたい…って思った。は~おおとりくんと二ヶ月メル友でありゃりゃりゃで初デートしたいよ~~。

坂道の果てへ

坂道の果てへ

  • 恋だなう/千歳千里

四天宝寺の千歳くんのソロ曲です。タイトルのハズし方がすげーアイドルっぽいよね。まぁバイバイドバイのインパクトには負けるけどね(時事ネタ)。Mステで竹内由恵アナが「それではお聴きください、千歳千里で、恋だなう」ってアナウンスしてる姿が容易に想像できます。OPで階段降りるときは「最近アニメにハマっている千歳さん。妹さんと一緒に『隣のトトロ』を見ているときが一番楽しいそうですよ^^」とか言われちゃうのかな…可愛いね。
曲は夏に聴きたいロック的な感じです。炭酸飲料のCMに使って欲しい。千歳くんが九州出身のキャラなので歌詞も方言がいっぱい入ってる。

  • Everyday/千石清純

山吹中のラッキーチャラ男こと千石くんのソロ曲です。アーバンっていうかなんていうか、ふわふわしてて掴めない感じが千石くんっぽくていいな~と思います。メロディはゆっくりなんだけど歌詞が意外にアツかったりとかね。夜に散歩しながら聴きたいしコンサートではギターで弾き語りして欲しい。千石くんならなんだかんだでひょひょいとギター弾けそう…。
作曲してるDRAGONFLYさん、わたしは知らなかったんだけど、ぐぐってみたらavax系のアーティストにいくつか楽曲提供してる方みたい。

氷帝のキャラソン大魔王こと忍足侑士くんのソロ。櫻井翔さんやJOKERさんをはじめ日本のアイドル界でも広く浸透しているラップですがそもそも日本語ラップがここまで市民権を得たのは94年に発売されたEAST END×YURIの「da.yo.ne」が始まりでした。んでこの「MEBACHIKO」は完全に「da.yo.ne」のオマージュだと思うんだよね。なんかものすごいクオリティの高い曲な気がするんですが歌ってる内容が「ものもらいできてしもた~どないしよ~」ってだけなのでなんか…なんなんだ?!って気持ちになりますね。あとこれ何がすごいって作詞作曲してるのが忍足くんの声優さんをやってる木内秀信さんなんですよ。どこまで天才なんだよ!!

タイトルからして出オチな跡部様ソロです。本編からは全く想像つかないノリで散々ふざけてるタイトルとか、自己紹介めいた歌詞とか、中盤の氷帝メンバーによる団体芸とか、諸々キャラソンとして完成されすぎてる一曲。しかもCDジャケットがレコード盤サイズだったらしく(?)この消費者の羞恥心をまったく推し量らない感じが非常に跡部様らしくてイイです。わたしはテニプリの中だったら氷帝と四天が特に好きなんだけど、氷帝のなにがいいってあんなにクールな主役校のライバル校として君臨しておいて、その実跡部様を中心に優れた団体芸を見せるスットコ集団なところ…かっこよくも可愛くもなれる!氷帝すごい!勝つのは氷帝!勝つのは氷帝!!

これもキャラソンらしいキャラソンというか。ソーラン節のメロディをベースに四天宝寺レギュラー陣が歌ってます。合間合間に挟まってくる会話が可愛い。小春とユウくんの漫才とか、金ちゃんのパワフルさ、銀さんのお経…お経?、普通にかっこいい謙也くんと財前、白石、オチの小石川さん…って四天は一見まとまりなさそうなのにまとまってるところが関西って感じだよね! この賑々しさは東京の人間には出せないと思う、関ジュを観るときにも常常思ってることなんだけど、なんか箱推ししたくなる感じというか。四天の皆さんにはぜひLet's go west KANSAIとかカバーして欲しいですね、あ~ほや~!

  • go on/白石蔵ノ介

Medicine or...? (「テニスの王子様」より)

Medicine or...? (「テニスの王子様」より)

とまぁ前置きが長くなりましたがこれが今のところわたしがテニプリキャラソンの中でいちばん好きな曲です。四天の部長白石くんのソロ曲! トランス系の音楽っていうのか?昨今のV6がめちゃめちゃ歌ってそうなクールなメロディに甘い声が乗ってて完全にスーパーウルトラ優れたアイドルソングだと思うんだけどどうですか。白石くんの公式プロフィールによると「好きな音楽:トランス系」とのことで、そこを意識してるんだろうけど、白石くんの他のソロ曲を聴いてみても全部トランスってて統一感があって凄いなぁと思います。あと、白石くんの声、高い音出すときにしゃくれる感じとか、裏声の使い方とかがたまにイノッチに似てるんだよね~。だから余計V6っぽい!って思うのかもしれん。作曲してるのも最近ブイの曲たくさん作ってくれてるcorin.さんだし。白石くんはアルバムも3枚ほど出してるんですが、ほんとにどの曲もハズレなしでかっこいいんだよ~!! 「go on」の他にも「始まりはエクスタシー」とか「No muda life~エクスタシー侍のテーマ~」とか好きです。エクスタシー侍さんの方とかほんとトニセンが歌っててもおかしくない雰囲気ある。
ということでわたしは今ものすごく白石くんにV6の「POISON PEACH」「Mission of Love」あたりを歌って欲しいんですけど!!ぜったいかっこいいから!!!はぁはぁ



ということで長々書いてきましたけど、ここまで読んでくれてる人がいるのか分かんないですけど(笑)、まだまだ優れた曲たくさんありそうなのでこれからもじゃんじゃんテニプリキャラソン聴いていきたいと思います。
二次元ヲタと三次元ヲタって相容れないってよく聞きますけど、わたしはどっちも好きだし、好きなもの同士の共通点とか見つけたくなっちゃうタイプなので、あえて曲そのものの感想というよりも「アイドルヲタ的にテニプリを見たらどうなるか」ってとこにフォーカスして書いてみた次第です。

他にも、2011年には声優さんたちがじゃんけん大会やって勝ち上がった10人で「テじゃ俺300」っていうユニット組んで曲出してたりとか(笑)(不二先輩のこと麻里子様って呼ぶことに決めた)、青学の手塚部長と立海の真田副部長っていう見た目平均年齢35歳くらいのふたりになぜか「バナナの涙」「淋しい熱帯魚」とかカバーさせてたりとか、1年にひとりずつ「バレンタイン・キッス」を2004年から出し続けてたりとか(これすごすぎる、ジャケットも国生さゆりのジャケット忠実に再現してるイラストだし…)。ひとつのアニメのキャラソンがここまで、現在進行形で展開し続けてるのってほんとすごいことだし、これからも末永く楽しませて欲しいものです。