ひとり「天才てれびくんMAX」楽曲大賞

Twitterの本アカの方に、2011年度から「天才てれびくんMAX」(NHK教育・月〜木18:20〜)が「大!天才てれびくん」に番組改編されるという情報が落ちていました。それ以来気になって、ここのところ半年ぶりくらいに天てれを視聴しています。
2009年度の天てれの雰囲気が大好きだったので、メンバーががらりと変わってしまった今年度はあまり真面目に見てなかったんだけど、やっぱり見だすとひとりひとりに愛着がわいてしまって、みんな可愛いねひたむきだね子どもって素晴らしいね!といった感じで、まんまと夢中なうです。


98年度からずっと視聴している天てれですが、中でも一番好きなコーナーが98年度から今までずっと受け継がれている「MTK(ミュージック・てれび・くん)」です。このコーナーは、てれび戦士や時には司会者が、洋楽のカバーやオリジナルソングを歌うという歌とダンスが大好きな子ども心をくすぐるもの。放送は歌番組などであるような1分程度に短縮されたバージョンですが、公式から出ているCDではフルで聴くことができます。タケカワユキヒデ森若香織遊佐未森、果ては広瀬香美やROCKETMANなんかも作詞作曲編曲に関わっていて、なかなかにシブくて豪華なコーナーです。


……とまあ、前置きはこのくらいにしまして。
来年度から番組名も変わってしまうことですし、今日は03年度〜10年度までの「MAX期」の思い出を整理するために、突発的に「MTK楽曲大賞」を開催しようと思い、のこのこ現れました。久しぶりに表れたと思ったらジャニーズと全然関係な(くもないけど*1、まあ90%な)い話題ですいません。春コンの計画は着々と立ててるよ!



ひとり楽曲大賞なのでルールは適当。
2003年度〜2010年度「天才てれびくんMAX」内のMTK全71曲の中から、楽曲部門1〜10位を独断と偏見で決めるだけです。



ちなみに冒頭でもちょこっと触れましたが、今年度は放送を途中までしか見ていなかったので評価できる楽曲は通算124曲目の「Kick the EARTH」までです。ご了承ください。って誰も読んでないと思うんだけど。


とても長くなる予感がしていますが、よろしければ追記からどうぞ!

第10位「Kick the EARTH」(2010年度)
09年度から連投の長江崚行と、新人の野村翔、矢部昌暉による男子3人組の曲。3人とも元々ダンスを習っていたんだと思うんですけど、とにかく圧巻のパフォーマンス。特に崚行の伸びやかなハイトーンボイスとダンスセンスは「本当に小6?」と疑いたくなる程です。ていうか幼児体型のくせにかっこつけてる崚行を見てるとババアのショタ心がくすぐられます。近年のMTKに多い玄人然、民放然とした曲はあまり好きではないんですけど、これは翔と昌暉がいい感じに音痴でいい味出してる。


第9位「星と月の仲間」(2003年度)
白木杏奈のソロ曲です。中1とは思えないくらい歌うまい。ジャスミン・アレンとか木内梨生奈とかメロディー・チューバックとか、天てれには他にも何人か「歌姫」と評されてきた女の子がいましたが、私は歴代の中では杏奈が一番歌が上手いと思っています。変にクセのついていないまっすぐな声に、「見上げた星の明るさのように 誰かを照らす光になりたい」という切な歌詞が合わさって、涙腺崩壊レベルのメッセージを感じます。


第8位「さぁーいこー」(2009年度)
2009年度の最年長かつ「ナンダーMAX」というコンビ名でお笑いにも挑戦していた千葉一磨・笠原拓巳のデュエット曲です。一磨と拓巳は優等生とお調子者、濃い顔と薄顔、といった感じで正反対。でもボケと突っ込みの息はぴったりだし、お互いに足りない部分を補いあっている、まさにシンメでした。最年長は縁の下の力持ち的役割を担うことが多かった近年の天てれにおいて、このふたりに餞的楽曲があてがわれたのは本当に素敵なことだと思うし、それだけこのふたりのシンメが魅力的だったんだと思います。シンプルなPVですが、逆にそのシンプルさがふたりに無限の未来を予感させる、前向きな曲。


第7位「Happy★Life」(2009年度)
09年度司会だった西山茉希ちゃんが作詞している、09年度一発目のMTKです。てれび戦士全員で歌っています。これは夏のイベントの時のパフォーマンスが圧巻でした。はじめが肝心なAメロには歌が上手いメロディーやことりを、サビ前の「うぉ〜〜!」という叫びは09年度中心になって活躍していた拓巳を配置するなどして、皆の良さが十二分に引き出されていたような気がします。何より04〜08年度まで4年間おたくを苦しませていたチーム制の廃止により、てれび戦士全員が一丸となって番組を盛り上げていってくれるんだろうと期待せざるを得ない曲でした。し、現に09年度は凄く楽しかったです。


第6位「泣けちゃうの-You caught me out-」(2003年度)
洋楽のカバー。岩井七世ジョアン・ヤマザキ白木杏奈、そして1年戦士ながら強烈なインパクトを残していった堀口美咲の女の子4人で歌っています。当たり前ですが洋楽カバーはハズレがない。そして注目すべきはミュージックビデオなんですが、女の子ふたりでにらみ合うハート型の土俵は「恋は早い者勝ち」で、ベンチがある広場は「Angel snow」で、など過去のMTKで使われた背景が使われています。またOBOG戦士の伊藤俊輔ジャスミン・アレンがゲストで登場していて、昔からのファンに優しいMVでした。


第5位「ダン!ドン!」(2009年度)
2009年度の小学生戦士8人で歌う、クラスメイトの男子と女子の感情のゆれを歌った歌。08年度、エイベックスに乗っ取られかけ、醍醐味である「素人っぽさ」が消えかかっていたMTK界に安真の小学生クオリティを見せつけてくれた名曲です。崚行がショタすぎる可愛いようはぁはぁ。「だから、ドンドン気になる!」の4分割画面の右下、成吾と奈々のお辞儀→ハイタッチが可愛すぎます。可愛いしか出てこない、だって皆可愛いから!


第4位「MARCH」(2004年度)
意外と名曲揃いだった04年度。MTKでは山元竜一、熊木翔、竪山隼太の「君のそばにいたい」以来お決まりになりつつあるイケメン男子戦士3人組グループ。10位の「Kick the EARTH」もこの系統ですかね。原曲は原田真司の「MARCH」。これもMVが最高で、習い事や部活、学校の成績が思い通りにいかない男の子3人(井出卓也、前田公輝、バーンズ勇気)が自分探しの旅に出て、心を強くして帰ってくるというもの。フルートを習っている設定にされた最年長・井出卓也のショタスキルが光る。悔しそうな顔が可愛い。


第3位「ラジオ・スターの悲劇」(2004年度)
前田公輝、バーンズ勇気のデュエット。コーラスにジョアン・ヤマザキ白木杏奈の二大実力派を迎えて気合い十分の04年度一発目のMTKです。カバー元は1977年に発表されたThe Bugglesの「Video Killed the Radio Star」。とにかく4人ともレベルが高くて見ていて飽きない。そしてタケカワユキヒデの和訳が相変わらず神すぎる。後半、声変わり前のバーンズ勇気のハイトーンフェイクが心地いいです。


第2位「ヴォヤージュ±」(2004年度)
04年度最後のMTK。04年度はてれび戦士が「プラズマ界」という世界にいるという年間設定の元放送されたんですけど、これはその設定に基づいてプラズマ界と人間界の架け橋をイメージして造られた曲だそう。1年間を通じて番組内で放送されたプラズマ界が舞台のドラマのストーリーが意外と重く暗く、04年度は他と比べて特殊な年だったなあと思います。作曲・編曲は福岡ユタカ民族音楽的な不思議な曲調が福岡ユタカっぽいですね。洸太レイシー千秋レイシーの兄弟ラップがいい味出してます。04年度年間テーマソングだった「プラズマ回遊」も、世界観がはっきりしていて大好きな曲です。


第1位「旅人は星を数える-Day a numbers-」(2003年度)
これは本当に思い入れが深すぎて簡単に語れないんですけど。「Mr.てれび戦士」こと山元竜一くん最後のMTKです。原曲は1985年Vulture Cltureの「Days Are Numbers(The Traveller)」。リードボーカルはマイケル・メンツァー、サブボーカルは山元竜一。コーラスを俵小百合、飯田里穂、白木杏奈岩井七世が担当しています。引っ越してきたばかりで友達が出来ず、家で家族とテレビばかり見ているマイケルの元に突然現れた山ちゃん、小百合、里穂、七世、杏奈。彼らはマイケルにしか見えない妖精でした。2:35くらいの、山ちゃんの表情がずるい。感動せざるを得ない。そして2:41、去っていく妖精たちの中で山ちゃんだけがマイケルの方を振り向くんですよね。でも、現実世界で友達ができたマイケルにもう彼らの姿は見えない。彼らはどこから来て、どこへ行くのか。最初にでてくるおじいちゃんは誰なのかは、MVを最後まで見ると分かります。



以上、ひとりよがり楽曲大賞でした。
なんか感情が高ぶってきたので、続いて山元竜一についてのエントリでもあげようと思います。はぁ、いっぱい書いた!

*1:かの生田斗真もジミーMackeyも昔はみんなてれび戦士でした、という関係